儒灯

【温故知新】儒学の普及に力を注いでおります真儒協会 会長、高根秀人年の個人ブログです

2009-01-01から1年間の記事一覧

「感動」 を国木田独歩に想う

「感動」 を国木田独歩に想う ――― 感動と芸術・ロダンと国木田独歩・「喫驚〔びっくり〕したい」・ 「咸」卦・大衆社会・『孤独な群衆』・“我”・『忘れ得ぬ人々』 ――― 《 驚き・感動 ・・・ ロダンと国木田独歩 》「大切なことは、感動し、愛し、希望し、生…

第二十五回 定例講習 (2009年11月22日)

■ 孝経 ( 諫争章 第15 ) 執筆中 ― ― ― ■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子 路 〔1〕 ) §.はじめに 子 路 私は、孔子(と弟子)の言行録である『論語』が、その優れた一面として、文学性・物語性をも持っていると考えています。(優れた歴史書『史記』も…

安岡正篤著・『易と人生哲学』

安岡正篤著・『易と人生哲学』 (致知出版社) ――― 「縁尋機妙」/易の三義・六義/命・数/易は陰陽・中の学/五行思想/運命・宿命・立命/真易と俗易/「易に通ずるものは占わず」 etc. ――― 《 はじめに ・・・ 「縁尋機妙」な出合い 》「縁尋機妙」※注) という…

第二十四回 定例講習 (2009年10月25日) 後編

前の記事(前編)の続きです。■ 易経 ( by 『易経』事始 Vol.2 ) & ( by 「十翼」 )§.易の思想的基盤・背景 (東洋源流思想) 【 ―(5) 】C. 陰陽相対〔相待〕論(陰陽二元論)・・・続き ● 食品 魚一般〔 〕と トビ魚( ) *相対論的思考 鮭( …

第二十四回 定例講習 (2009年10月25日) 前編

■ 孝経 ( 広揚名章 第14 ) 執筆中 ― ― ― ■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 曾 子 〔2〕 ) 4) 夫子(孔子)「一貫〔いっかん/いつもってつらぬく・おこなう〕の道」 ○ 子曰く、「参や、吾が道は一〔いつ〕以て之を貫く(或いはおこなう)」と。 曽子曰く…

文献渉猟の序

文献渉猟〔しょうりょう〕の序〔はじめに〕 ―― 読書尚友・読書医俗・縁尋機妙・私淑・読書の三上・文献・温故知新 ――《 “読書”に想う 》「読書尚友〔どくしょしょうゆう〕」という熟語があります。本を読むことで、古〔いにしえ〕の賢人を友とするの意です。…

第二十三回 定例講習 (2009年9月21日) 後編

前の記事(前編)の続きです。■ 易経 ( by 『易経』事始 Vol.2 ) & ( by 「十翼」 )§.易の思想的基盤・背景 (東洋源流思想) 【 ―(4) 】C. 陰陽相対〔相待〕論(陰陽二元論) ・・・続き◆ 陰陽の象意例 (左が陽、右が陰) *陰は凶で、陽は吉…

第二十三回 定例講習 (2009年9月21日) 前編

■ 孝経 ( 広至徳章 第13 ) §.前章に同じく、1章の「先王至徳要道有り」をうけて、「至徳」ということを申〔かさ〕ねて明らか(=広)にしています。 『論語』に「君子の徳は風なり、小人は草なり。草、これに風を上〔くわ〕うれば必ず偃〔ふ〕す。」(…

世界史にみる理想的人間

世界史にみる理想的人間 ――― 調和の美・普遍的人間(万能の天才)・“個の闊歩する時代”・ スペシャリスト・君子・中庸の徳・文質彬彬・『代表的日本人』 ほか ――― “人間の意識が社会の在り方を決定するのではなく、社会の在り方が人間の意識を決定する” と、…

第二十二回 定例講習 (2009年8月23日)

■ 孝経 (広要道章 第12 ― 《2》 )( ―― 楽より善きは莫し。の続き )“上〔かみ〕を安んじ民を治むるは、礼より善きは莫し。礼は敬のみ。 故に其の父を敬すれば、則ち子悦ぶ。その兄を敬すれば、則ち弟悦ぶ。その君を敬すれば、則ち臣悦ぶ。 ※注) 一人…

“空をとぶもの(飛行の機)”に想う

“空をとぶもの(飛行の機)”に想う――― レオナルド・ダ・ビンチと飛行・翼・ほうき・ドラゴン/じゅうたん/ 「乾為天」・龍と雲・羽衣/飛行機・ロケット・インターネット etc.―――「鳥が、大きな鳥が、あのチェチェロ山で初飛行を行う。それは世界を驚き…

第二十一回 定例講習 (2009年7月26日)

■ 孝経 ( 広要道章 第12 - 《1》 ) “ 子曰く、民に親愛を教うるは、孝より善きは莫〔な〕し。民に礼順を教うるは、悌〔てい〕より善きは莫し。風〔ふう〕を移し俗を易〔か〕うるは、楽〔がく〕より善きは莫し。” 《大意》 孔先生がおっしゃいました。…

これからの時勢の易学的スケッチ

これからの時勢 の易学的スケッチ ――― 「易経」 64 卦の活学応用 ――― その時代を正しく捉え、未来を展望することは とても難しいことです。“機” を観て、“兆し” を知り、“風〔ふう・かぜ〕” を読む、これが 君子・賢人、リーダー・エリート〔指導者〕の面…

中庸の美

「中庸の美」 ――― 美・変化と統一・陰と陽・中庸 ―――■ はじめに ―― 美しさとは! ――“真・善・美”という言葉があります。まことに・よく・うつくしく 生きるということを要約している言葉です。別の表現をすれば、儒学・人間学で“徳”とも言えましょうし、進展…

“パンをもらった少年” に想う

“パンをもらった少年” に想う ── “小公女セーラ”・仁愛〔思いやり〕・“兆し”を読む など ──幼少年期、純朴で夭〔わか〕い精神(頭脳)のころの読書というものは、長じても鮮明に憶えているものです。私の場合も、今から40年以上も前の、それも一度しか読ん…

「咸臨丸」 と 『蹇蹇録』

「咸臨丸」 と 『蹇蹇録』――― 「咸 [かん] 」 ・ 「臨」 ・ 「賁 [ひ] 」 ・ 「蹇 [けん] 」 卦、条約改正1853年6月3日、ペリー提督率いるアメリカ艦隊(黒船・軍艦4隻)が浦賀沖に来航。翌年1月再来し(軍艦7隻)、日米和親条約が締結されました。今年2009…

『徒然草〔つれづれぐさ〕』 にみる儒学思想

『徒然草〔つれづれぐさ〕』 にみる儒学思想―― 変化の思想・「無常」・「変易」・運命観・中論 など ――「つれづれなるままに、日くらし、硯〔すずり〕にむかひて、心にうつりゆくよしなき事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ 。…

法事に想う

「法事に想う」――”鼎〔かなえ〕”、龍、音霊、「渙」・「萃」卦辞、「孟子の三楽」 ほか ――さつき五月 GW.、 よい 陽〔よう〕の天気。亡父の33回忌の法事を、古里〔ふるさと〕(愛媛県)で行いました。前回が25回忌だったので、8年ぶりに老母と五人の…

第二十回 定例講習 (2009年5月24日)

■ 孝経 ( 五刑章 第11 ) “ 子曰く、五刑の属三千、而〔しこう〕して罪 不孝より大なるは莫〔な〕し。君を要〔よう〕する者は、上〔かみ〕を無〔な(なみ)〕みす。聖人を非〔そし〕る者は、法を無みす。孝を非る者は、親を無みす。これ大乱の道なり。” …

人の一生は重き荷を負うて・・・

「人の一生は重き荷を負うて・・・」――― 『論語』、江戸儒学の系譜、「大有」・「同人」卦「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。」を引用して、披露宴で気のきいた祝辞をのべた議員を知っています。これは、徳川家康のものと伝え…

平成21年度 真儒の集い 特別講演

平成21年度 真儒の集い 特別講演 レジュメ「 儒学と私 ―― 師と 『易経事始』 との出合い ―― 」 真儒協会副会長 嬉納 禄子〔きな さちこ〕§。 はじめに 沖縄から大阪へ ―― 何か学びたい ⇒ 「宅建主任者」資格取得 ・・・A。 私の師と儒学(=易学)との出…

平成21年度 「真儒の集い」 (2009年4月26日)

“平成21年度・真儒の集い” が4月26日(日)、PM.1:30~ 、たかつガーデン(大阪府教育会館)で行われました。定例講習などの受講生に加えて、ホームページの案内で知って、近畿圏より 3名、千葉県より 1名のうれしい飛び込み参加がありました…

3月14日に想う

“3月14日”。巷間 [ちまた] では ホワイトデーと称して、2月14日のセント・バレンタインデーのお返しの品を送る日となっています。平和にして、商魂たくましい限りです。 私が、ここで思い想うのは、それではなく 1868年の3月14日のことです。何の日かご存じ…

第十九回 定例講習 (2009年3月22日)

■ 孝経 ( 紀孝行章 第10 - 《2》 )“親に事〔つか〕うる者は、上〔かみ/うえ〕に居て驕〔おご〕らず、下〔しも〕と為りて乱せず。醜〔しゅう/もろもろ〕に在〔あ〕りて争わず。上に居て而て驕れば則ち亡ぶ。下と為りて而て乱すれば則ち刑せらる。醜に…

謹賀己丑年 [ 謹んで己丑年を賀します ]

明けて平成21年(2009)。 「今年のエトはウシで・・・」 と例によって、俗説軽々とメディアが報じています。 エトとは 「干支 [かんし] 」 のこと、つまり 十干 [じっかん] (天干) と 十二支(地支) のことです。従って 今年の干支は、 「己丑 [つちのと…

儒学からの言霊

「犬に論語」のことわざは、「猫に小判」などと同様に否定的意味で使われています。愚息いわく、人の生活に身近な犬は、有難い『論語』を聞いているとその『言霊(ことだま)』によって、あるいはその飼主の影響を受けて立派になる。『犬にも論語』であると…

第十八回 定例講習 (2009年2月8日)

■ 孝経 ( 紀孝行章 第10 ― 《1》 ) “ 子曰く、孝子の親に事〔つか〕うるや、 居〔きょ/おる〕には則ち其の敬を致し、 養〔やしない〕には則ち其の楽〔たのしみ〕を致し、 病〔やまい〕には則ち其の憂〔うれい〕を致し、 喪には則ち其の哀〔かなしみ〕…

第十七回 定例講習 (2009年1月25日)

■ 孝経● 聖治章 第九 の群読 : この章は孝経18章中最も長く、内容的にも核心部分です。読み味わうにつけても、著者が力をいれて説いていることが感じられます。くり返し熟読したいものです。● 例話 2つ :1) 直江 兼続 (なおえかねつぐ、上杉家家老)…