儒灯

【温故知新】儒学の普及に力を注いでおります真儒協会 会長、高根秀人年の個人ブログです

2010-01-01から1年間の記事一覧

第35回 定例講習 (2010年11月28日)

■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子夏 〔1〕 ) 《 §.はじめに 》 子夏 子夏は、“子貢〔しこう〕”と字面〔じずら〕が似ていて間違えそうですが ・・・ 。子貢のように知名度が高くないので、ともすると子貢と同一視している人もいそうです。 「文学子游子夏」…

三省〔さんせい〕に想う (後編)

三省〔さんせい〕に想う (後編) ─── 「省」の2義(意)/聖徳太子と耶律楚材の「省」/結果責任/無駄・無責任の現代(2010)/“風をおこすものは吏と師”/“黙養” ───《 師(教師・学校)と「省」 》 「師走〔師走:12月〕」は、師ですら走り回る(ほど…

三省〔さんせい〕に想う (前編)

三省〔さんせい〕に想う (前編) ─── 「省」の2義(意)/聖徳太子と耶律楚材の「省」/結果責任/無駄・無責任の現代(2010)/“風をおこすものは吏と師”/“黙養” ───《 はじめに 》 漱石の 『草枕』の冒頭ではありませんが、早朝、駅に向かってアスファ…

第34回 定例講習 (2010年10月24日)

■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 宰予 〔さいよ〕 〔2〕 ) ○ 宰予 昼寝〔ひるい/ひるしん〕ぬ。子曰く、「朽木は雕〔え/ほ〕るべからず、糞土の牆〔しょう/かき〕は杇・ヌ〔ぬ/お・す〕」るべからず。予に於いてか何ぞ誅〔せ〕めん。」 と。 | 子曰く、…

第33回 定例講習 (2010年9月26日)

■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 宰予 〔さいよ〕 〔1〕 ) §.はじめに (・・・ 宰我と子貢) 宰予〔さいよ:BC.552-BC.458〕、字は子我、通称宰我。「言語には宰我・子貢」とあり、子貢と共に“四科十哲”の一人で、弁舌をもって知られています。孔…

第32回 定例講習 (2010年8月29日) その3

こちらは、前の記事の続きです。 ■ 本学 【 漢文講読 ―― 『晏子春秋』・〔2〕 】 *(『晏子春秋』 〔あんし しゅんじゅう〕から、「景公病水 〔けいこう みずをやみ〕」の続き」 解説と研究 ≪髙根補論≫ ■ 『論語』 にみる晏子 ○ “子曰く、晏平仲は善く人と…

第32回 定例講習 (2010年8月29日) その2

こちらは、前の記事の続きです。■ 老子 【3】 ◆プロローグ : は じ め に 横山大観 *16): 「老君出関〔ろうくんしゅっかん〕」 (1910、三幅) §Ⅲ. 《 「老耼〔ろうたん〕 道を行く」 (高村 光太郎・『道程』より) 》 「 老耼〔ろうたん〕*1)、 …

第32回 定例講習 (2010年8月29日) その1

■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子 貢 〔5〕 ) ※最終 2) 理想的指導者〔リーダー〕像 ・・・・ 政治・経済の要〔かなめ〕:“民 信なくば立たず” ○ 「子貢・政〔まつりごと/せい〕を問う。子曰く、食を足(ら)し、兵を足(ら)し、※民は之を信にす。(民を…

「離」・「率」・「教」・「敬」 ・・・ 両面思考に想う

「離」・「率」・「教」・「敬」 ・・・ 両面思考に想う ─── 両(ニ)面思考/「離〔はなれ・つく〕」/「率〔ひきい・したがう〕」/「教〔おしえ・ならう〕」/「敬〔うやまい・つつしむ〕」/儒学と民主主義 ─── 《 プロローグ ── 視点を変える(多角的に…

第31回 定例講習 (2010年6月27日)

■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子 貢 〔4〕 )◆ 1) 大器量人子貢 ・・・・ “女〔なんじ〕は器なり”、君子とは? 君子と器! ――――→ 続 き※ 研究 ―― 渋沢栄一の君子評 渋沢栄一氏は、「維新の三傑」*注1)を、その著書の中で次のように観ています。(以下…

「大器晩成」 と 「大器免成」  その2

前の記事の続きです。《 命(理)学における大運 》 ところで、生年月日(時)にもとずく運命学を、命(理)学といいます。その代表格であります“四柱推命学〔しちゅうすいめいがく〕”は、生年・生月・生日・生時で“四つの柱”をつくり(タテ書きですので)、…

「大器晩成」 と 「大器免成」  その1

「大器晩成」と「大器免成」 ――― 『老子』/「大器晩成」・「大器免成」/易の無終・循環の理/ 「後生畏るべし」/推命学の大運(10年運)/「冠帯」・「建禄」・「帝王」 ―――《 はじめに 》 儒学と老荘(黄老・道家)思想は、東洋思想の二大潮流であり、そ…

第30回 定例講習 (2010年5月30日) その2

前の記事の続きです。■ 本学 【 高根ブログの解説 】 平成22年度 “真儒の集い” 特別講演 “『グリム童話』 と 儒学 ―― 現代日本を“中す”一つの試論 ―― ”。 (高根秀人年)レジュメを欠席者・新参加者のために要説いたしました。 また、ブログ 【儒灯】 (儒…

第30回 定例講習 (2010年5月30日) その1

※「孝経」講座終了に伴い、今年度より、「論語」・「老子」・「本学」・「易経」となります。■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子 貢 〔3〕 )1) 大器量人子貢 ・・・・ “女〔なんじ〕は器なり”、君子とは? 君子と器!○ “子貢、問うて曰く、「賜〔し〕や※何…

黄門さまの“虎変” と 「伯夷伝」

黄門さまの“虎変” と 「伯夷伝」 ―― 水戸光圀・『大日本史』/司馬 遷・『史記』/「伯夷伝」/ “譲〔ゆずる〕”の徳/虎変・豹変/放伐(革命思想)/古典学習の大切さ ――《 はじめに ・・・ “水戸黄門” 》 「このインロウ〔印籠:Tokugawa’s classical symb…

平成22年度 真儒の集い 特別講演 (その3)

※ この記事は、前の記事の続きです。→ https://jugaku.hatenablog.com/entry/50983880.html§。結びにかえて1. ドイツと日本は、歴史的(明治以降)に共通するマイナス面・危険性(破滅への土壌)を持っていたといえましょう。それは、中庸を欠いている、仁…

平成22年度 真儒の集い 特別講演 (その2)

※ この記事は、前の記事の続きです。→ https://jugaku.hatenablog.com/entry/50983879.html§。B グリム兄弟 〔Jakob und Wilhelm Grimm〕 の 『児童及び家庭お伽噺〔とぎばなし〕』 〔Kinder-und Hausmarchen. 3 Band 1812-1822〕 (『グリム童話』) ――― …

平成22年度 真儒の集い 特別講演 (その1)

※ この記事は、前の記事の続きです。→ https://jugaku.hatenablog.com/entry/50983878.html平成22年度 “真儒の集い” 特別講演 レジュメ (‘10.4.18) “ 『グリム童話』 と 儒学 ―― 現代日本を“中す”一つの試論 ―― ” 真儒協会 会長 高根 秀人年 §。…

平成22年度 「真儒の集い」 (2010年4月18日)

平成22年度 “真儒の集い”が、さる 4月18日催されました。第3回目の“集い”、“発足の会”から数えると 4年目になります。本年は、定例講習の受講者を対象に、講演中心の“学修会”としてつつましく実施されました。なお、「論語温習会」の昨年秋の合宿で当…

天皇のお名前と「仁」

天皇のお名前と「仁」 ─── 仁 / 愛 /~子〔し/こ〕/ミーム/忠恕/ 明仁(H.)・裕仁(S.)・嘉仁(T.)・睦仁(M.) ───《 はじめに 》 幼少のみぎり、親父が知人と軽く談話していたのを聴くでもなく聞いていて、その内容を何故かいまだに鮮明に…

特別講演 「儒学・五行(風水)思想からみたアジア(中・朝・日)の交流」

定例講習受講生からの招聘〔しょうへい〕を受けて、京都・四条河原町の至便の地で、特別講演を行いました。 受講希望者に、韓国語を学んでいたり韓国・朝鮮の文化に関心を持っている人が多いとのことだったので、アジア(中・朝・日)の文化交流を儒学・五行…

第二十九回 定例講習 (2010年3月28日)

■ 孝経 ( 喪親章 第18 ) 執筆中 §.“子曰く、《大意》孔先生がおっしゃいました。「 ● 服喪〔ふくも〕の期間 についての孟子の考え方 ○ 斉の宣王、喪を短くせんと欲す。公孫丑曰く、「朞〔き:一年〕の喪を為すは、猶已〔や〕むに愈〔まさ〕れるか」 と…

第二十八回 定例講習 (2010年2月28日)

■ 孝経 ( 喪親章 第18 ) 執筆中 ― ― ― ■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子 貢 〔1〕 ) §.はじめに 孔子門下を儒家思想・教学の本流から眺めれば、顔回と曽子を最初に取り扱うのが良いかと思います。が、『論語』を偉大な 社会・人生哲学の日常座右の書と…

第二十七回 定例講習 (2010年1月24日) 後編

前編の続きです。■ 易経 ( 立筮演習 ) & ( 年頭筮の解説 )1) 年頭にあたり、“ことはじめ”として、全員(10名)で一斉に立筮いたしました。筮竹または8面サイによる略筮で、易的(占的)は形式的なものとして「明日の天気?」といたしました。得卦…

第二十七回 定例講習 (2010年1月24日) 前編

■ 孝経 ( 事君章 第17 ) §.事君章(君に事〔つか〕うるの章)は、これまでが専ら上に立つ者の心得が説かれているのに対して、臣下としてのあるべき心得を説いています。第1章の「夫〔そ〕れ孝は、親に事うるに始まり、君に事うるに中し、身を立つるに終…

「洗心」 と 「新」

「洗心」 と 「新」 ─── 洗心/知非/ “転石、苔を生ぜず”/「新」の元字/日新・維新/止揚〔Aufheben:中す〕 ─── 《 はじめに 》 「洗心」〔心を洗う〕 ── いい言葉だと思います。『易経』に由来します。(※後述) 禅宗でも、よく用いられている…

謹賀庚寅年 〔謹んで庚寅年を賀します〕

謹 賀 庚 寅 年 〔謹んで庚寅年を賀します〕 ―― 庚・寅・八白土性/虎変/「无妄」卦/「新」/「革・鼎」卦/民主党 ―――《 はじめに ・・・ 干支について 》 明けて平成22年(2010)。 新年を皆様と迎えますこと、大慶でございます。 今年の干支〔え…

第二十六回 定例講習 (2009年12月27日)

■ 孝経 ( 章 第15 ) 執筆中 ― ― ― ■ 論語 ( 孔子の弟子たち ―― 子 路 〔2〕 ) 3) “知る”とは、どいうことか? ○ 「子曰く、由や、女〔なんじ/=汝〕に之を知るを誨〔おし〕えんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す、是れ知るな…