2018-01-01から1年間の記事一覧
こちらは、前の記事の続きです。【一休禅師 (一休宗純)】 日本において、僧侶(仏教)は、教養として儒学(易学)・老荘の思想を学修していました。とりわけ、禅宗においては、易と老荘の影響が大きいと考えられます。 私感いたしますに、その教えは“逆説…
こちらは、前の記事の続きです。研 究 其の2 ・・・ ≪ 「黄老」 と 「易」 と 「禅」(一休) ≫ 【 黄老と易の思想 】 「老子」のオリジナル〔原典〕を読み、黄老の思想について考えておりますと、本質的に易の思想と同一(時代的に易が母胎)であることに…
こちらは、前の記事の続きです。 《 参考資料 》 2. §.付説 ――― 貝原益(損)軒の『養生訓』 ――― *《序》 名前はご存知の方も多いでしょう。『養生訓』は、江戸時代(元禄)の大学者・貝原益軒〔かいばらえきけん〕の、最晩年・84歳のときの著作です。「益…
こちらは、前の記事の続きです。コギト(我想う) ≪ 【損・益】の深意 ―― 現代的意義を考える ≫ 易の賓卦・反卦の【損・益】卦、五行思想の相剋〔そうこく〕関係【水】と【火】、陰・陽の相対関係を、矛盾・対立するものとして(弁証法的に)捉えるのは、西…
こちらは、前の記事の続きです。 ◆◇ 次に以下、『老子』のなかで、「損・益」について述べられているものを拾ってみますと。 ( §42章 ) ○ 「故物或損之而益、或益之損。」 ■ 故に物は或いは之を損して益し、或いは之を益して損す。 《 大意 》 まことに…
研 究 其の1 ・・・ ≪ 【損・益】の卦 と「老子」 ≫ 【 42 / 77 / 53 / 81章】 『易経』64卦、【山沢損:☶☱】(41)と【風雷益:☴☳】(42)。この【損・益】の対卦は、【泰・否】(11&12)と【既済・未済】(63&64) とともに、『易経』のペア卦を代表…
【 40章 】 (去用・第40章) 注1) ≪ 「有生於無」 ―― 「道」の作用 ≫ §. 「反者道之動」〔ファヌ・チャ・タオ・チ・トウン〕 注1) 「去用」は、「作用に去〔ゆ〕く」で意味がはっきりしません。偉大な道の作用を目指すの意?かも、世俗的で強引な…
【 42章 / 40章 】 ・損益 【 42/ 77/ 53/ 81章】 (道化・第42章) 注1) 老子の “万物生成論“ §.「道生一」〔タオ・シャン・イ〕 注1) タイトルの「道化」は、「“道=無”から万物が化育される」の意。この章の内容をよくあらわしていると思われ…
こちらは、前の記事の続きです。 参 考 / 研 究 ・・・ ≪ 『大学』・明明徳 ≫ ○ 古之欲明明徳於天下者、先治其国。欲治其国者、先斉其家。欲斉其家者、先修其身。欲修其身者、先正其心。 欲正其心者、先誠其意。 欲誠其意者、先致其知。致知在格物。 ■ 古の…
こちらは、前の記事の続きです。研 究 【玄】 → ≪ 「明徳」 と 「玄徳」 ≫ (*安岡・前掲「老子と現代」 pp.103‐105引用)・・・ 〈 無限に根ざした有限は玄妙である 〉 「 そこで人間の徳で申しますと、老子や黄老派は徳の事を 玄徳 と言う。徳とは万物を…
こちらは、前の記事の続きです。 ◎【故常無欲以観其妙、常有欲以観其徼。】 *Truly, ‘Only he that rids himself forever of desire can see the Secret Essences’; He that ha…
こちらは、前の記事の続きです。 ◎【無名、天地之始。 有名、万物之母。】 *It was from the Nameless that Heaven and Earth sprang; The named is but the mother that rears …
こちらは、前の記事の続きです。 ◎【道可道、非常道。 名可名、非常名。】 ★☆ この、冒頭・6字一対の文は、極めつけの名文です。『老子』が哲学・思想の書であるのみならず、優れた文学の書である面目躍如たるものがあります。 *The Way that c…
【 1章 】 (体道・第1章) 注1) 《 首章・冒頭 ―― 「道」とは? 》 §.「 道可道」 〔タオ・コ・タオ〕 注1) 「体道」とは、道を“身に体する/体得する”(“Embodying the Tao”)という意味でしょう。 「道」の語を用いずに、「道」が万物を生み出してい…
【 4章 】 (無源・第4章) 注1) 《 ナゾのような末句 「象帝之先」 ―― 「道」とは? 》 §.「 道沖」 〔タオ・チャン〕 注1) この章名の「無源」は、源がないこと。「道」には源がなく万物が生じる始祖であるの意です。「道」のオールマイティー・無…
こちらは、前の記事の続きです。コギト(我想う) 1 ≪ 循環の理 (1) 「大曰逝、逝曰遠、遠曰反」 ≫ 「遠曰反」は、老子の思想の特徴的な部分であり、私は、老子の面目躍如たるものを感じます。 25章は、道の始原(元)性にはじまり、めまぐるしく論旨…
『 老子道徳経 』 ※(本文各論)解説 「道」に始まり 「不争」に終わる 5000 余語(字) ―― 一つとして固有名詞(人名・地名)なく、賁〔かざ〕ることなくエッセンスのみを、独り老子が静かに訥々〔ぼそぼそ〕と、そして時にシャープに語っています。 ――…